VPNを使うMLB.tvのブラックアウト制限のシンプルな回避策　|　2024年の回避策はすべて検証済み

2024年のMLBシーズンが始まりますが、多くのファンは、地域的なブラックアウト制限にまだイライラを募らせています。もし日本などにお住まいで、MLBの試合を中断無しで観戦したいのなら、VPNが最適な解決策です。

このガイドでは、日本にお住まいであれ、海外に渡航中であれ、MLBの試合をシームレスに観戦する方法を紹介します。テレビのブラックアウト規制の回避策と、2024年MLBシリーズ全試合を逃さず観戦する方法も紹介します。必要なのはMLB.tvサブスクリプション、Webブラウザー（ChromeやFirefox）と頼りになるVPNだけです。

VPNはストリーミングするロケーションを替えることができ、あたかもブラックアウト規制がされていないエリアからストリーミングしているかのように「見せかけることができます。このようにして、国内旅行または海外渡航する場合ですら、自宅のお気に入りのストリーミングサービスにアクセスすることができます。

VPNを使って日本で米国のストリーミングサービスにアクセスすれば、2024年MLBレギュラーシーズンの全162試合を観戦することができます。下にスクロールしてその方法をご覧ください。

クイックガイド：MLB.tvブラックアウトの回避策

まとまった時間が取れませんか？以下は、ブラックアウトしたMLB試合を視聴する方法の簡単なまとめです。

1. 十分な帯域幅と広範なサーバーロケーションを備えたVPNを選びます。Comparitech一番のおすすめ？NordVPN.
2. VPNアプリをお手持ちのMacbookやPCにインストールします。
3. 視聴したい試合がブラックアウトしていない地域のサーバーに接続します。
4. ブラウザーを立ち上げ、MLB.tvにアクセスして、いつものように試合をストリーミングします。
5. もし問題が生じたら、お使いのブラウザのクッキーとキャッシュをクリアしてみましょう。

VPNを使用してMLBのブラックアウト制限を回避するには

MLB.tvのサブスクリプションを購入した日本のメジャーリーグベースボールのファンたちは、生中継のブラックアウト制限のせいで約束された全試合が観戦できないことに裏切られたと感じていることでしょう。MLB.comの公式Webサイトは、月額25ドルまたは年額120ドルを払う契約者は、「レギュラーシーズンのTVで放映されていない試合を生中継かオンデマンドで、サポートされている400種類異常のデバイス上で視聴できます」と言い張っています。

しかし細かく書かれた部分にまで下にスクロールすれば、現実はまったく異なることが分かります。多くの試合が、ローカルな放映権上の制限により地域ロックされ、視聴するためにケーブルTVや衛星放送のサブスクリプションを購入せざるをえないことに、ファンたちは怒りをあらわにしています；MLB.tvのブラックアウトポリシーには以下のように書かれています：

「MLB.tv商品上でストリーミングされ、MLB.com At Batアプリを通じて視聴可能な試合の生中継はすべて、ローカル、地域または全国のブラックアウトの対象になります。以下に記載されたMLBレギュラーシーズンおよびポストシーズンの特定の試合または、MLBAMがサブスクリプションサービスを市場に提供する可能性があるMLBチーム本拠地の特定の放映地域を除いて、すべての試合の生中継は、各該当するチーム本拠地の特定の放映地域内ではブラックアウトされます。エリア内で試合がブラックアウトされた場合、MLB.tvを通じた生中継の観戦はできません」

幸いなことに、回避策が存在します。VPN、 仮想プライベートネットワークは、すべてのデバイスのインターネットトラフィックをユーザーが選択したロケーションを通じて再ルーティングします。ファンの方は、ブラックアウト制限を回避するため、別の州、あるいは国で観ているかのように見せかけて、ブラックアウト制限を回避できます。評判の良いVPNは通常月払いでのサブスクリプション料金を必要としますが、ケーブルTVを買うより安上りです。

生中継のブラックアウト制限とは、正確には何ですか？

MLBでは、毎年シーズン前に、幹部たちが、どの放送局がどの試合の放映権を獲得するか決めています。多くの場合、ローカルなFox、NBC、ABCなどの地域のTV局が、地元のチームがプレイする試合の独占放映権を獲得し、共有しません。それらのTV局は、ほとんどの場合、オンラインで試合のライブストリーミングもしません。MLBですら、それらの試合をオンラインで配信することも、あるいはその地元の別のTVチャンネルで放送することもできないのです

MLB.tvの定期更新リスト または以下のMLBブラックアウトマップを使って、事前にブラックアウトされる試合を確認することができます。

これらのコンテンツの権利により、MLB.tvの解約者は、最も関心を寄せている、すなわち最も身近な存在のチームを視聴できなくなります。ホームとビジターのチームの試合の放映は、それぞれの地元ではブラックアウトされるのです。

WebブラウザまたはMLB.tvアプリで試合を視聴しようとすると、アプリまたはWebサイトは、デバイスのIPアドレスをチェックします。IPアドレスは、視聴者のロケーションを判別するために使われているのです。その視聴者が、ブラックアウト制限の対象地域内にいる場合、ライブストリーミングはブロックされます。ライブストリーミングの代わりに、以下のエラーメッセージが表示されます。

• 「ご迷惑をおかけして申し訳ありません放送局が要求するブラックアウトチェックが現時点では実施できません。少し時間をおいてからもう一度お試しください」
• 「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんお客様は、該当するチームのホームの放送地域内にいると判断しました。そのため、選択された試合の視聴はブラックアウトされています。この試合の生中継の音声は、お使いのMLB.tvサブスクリプションの一部としてご利用いただけます」
• 「メジャーリーグベースボールの独占権により、毎週土曜日の米国東部時間午後1時10分以降、午後8時以前、および毎週日曜日の米国東部時間午後5時以降に開始される試合は、米国内ではブラックアウトされます」
• 「メディアエラー。この試合は一時的にご利用いただけません。少し時間をおいてからもう一度お試しください」
• 「この動画は、ローカルまたは全米のブラックアウト制限により現在ご利用いただけません。お手伝いが必要な場合は『詳細を見る』をクリックしてください」

ComcastやTime Warner CableといったTV局間の対立により、状況がさらに悪化しており、ケーブルTV上で利用可能なチャンネルもさらに細分化されています。

Webブラウザで、MLB.tvのブラックアウトを回避するには

いろいろな機能がある中でも、VPNは、お使いのIPアドレスを別のロケーションのものに変更できます。VPNサーバーに接続したら、クッキーをクリアして、視聴したい試合がストリーミングされているページをリフレッシュします。

ほとんどのVPNにはネイティブなクライアントソフトウェアがあり、簡単にダウンロードしてインストールできます。セットアップしたら、サーバーロケーションを選択して接続するだけです。

当社では、シカゴにあるサーバーに接続し、シカゴ・カブスの試合を観戦することで実際に試してみました。案の定、試合はローカルのブラックアウトの対象となっていることを警告するメッセージが表示されました。

次に、NordVPNを使ってカナダ国内のサーバーに接続しましたが、完璧に動作しました。素早くページをリフレッシュするだけでストリーミングのブロックを解除でき、ブラックアウトのメッセージは表示されませんでした。

一部の試合は全米のブラックアウトの対象になっていますが、そのため、メキシコとアルゼンチンのサーバーを試していました。同様に問題なく動作しました。

理想的には、お住まいの地域に近く、ブラックアウトの対象外のロケーションに接続したいところです。お住まいの地域に近いロケーションに接続すれば、インターネット接続が速くなり、高画質のストリーミングが可能になります。しかし、全米でのブラックアウトに備えて、別の国へ接続しても動作してほしいところです。唯一の例外は、一部のMLBチームの出身国であるカナダです。

AndroidおよびiOSバージョンのMLB At Batアプリ上で、MLB.tvのブラックアウトを回避するには

iOSまたはAndroid上のMLB At Batアプリでブラックアウトを回避するのは、2017年時点よりさらに難しくなっています。以前にこれを検証した際は、ブラックアウト対象外のIPアドレスをもつVPNサーバーに接続するようユーザーにアドバイスしました。Androidユーザーは、次に偽のGPSアプリを使って、現在のロケーションを使用しているVPNのIPアドレスのロケーションに偽装することができていました。

この方法はもはや通用しません。At Batアプリは、試合の視聴前にGPS位置情報を要求するようになり、 偽ったロケーションがAndroid内で使用されていないか検出できるようになっています。これにより、ストリーミングはブロックされ、代わりに以下のエラーメッセージが表示されます；

「At batは、お客様のロケーションを確実に検証できません。ブラックアウト制限の詳細は、以下の[ヘルプ]をタップしてください」

2017年のシーズン時点で、MLB At Batのブラックアウト制限を回避するには、Androidのスマートフォンとタブレットではルート化する必要があり、iPhoneとiPadでは、iOSを改変（ジェイルブレイク：脱獄）する必要があります。

以下に試してみる価値のある戦略をいくつか記載しましたが、動く保証はありません。

Android上で、MLB.tvのブラックアウトを回避するには

1. お使いのAndroidスマートフォンをルート化します。このプロセスは複雑で、お使いのデバイスを文鎮化（まったく起動しない状態）にする可能性があるので、注意して行ってください。ルート化のプロセスは、デバイスにより異なるため、この手順の説明は省略します。
2. FakeGPSまたはGPS位置偽装アプリをダウンロードしてお使いのデバイスにインストールします（オプションCを除く）
3. MLB At Batをダウンロードしてインストールします（オプションCを除く）すでにインストール済みの場合は、お使いのデバイスのストレージ設定内のキャッシュデータを消去します。

ここからは、3つのオプションを試すことができます：

オプションA：

1. Xposedモジュールから Hide Mock Locationsをインストールします（ルート化が必要です）
2. [設定] > [開発者向けオプション]で、[仮の現在地を許可] を有効にするか、新しいバージョンのAndroid OSでは、[仮の現在地情報アプリを選択]を選択します。
3. Hide Mock Locationsを開き、 ブラックリストモードに設定します。
4. MLB At Batアプリをブラックリストモードに追加します。
5. お使いのGPS位置偽装アプリを開き、現在ブラックアウトしている地域外のVPNサーバーが利用可能な地域にピンをドロップします。
6. お使いのVPNアプリを開き、前の手順で選択したロケーションに近いサーバーに接続します。
7. MLB At Batを開き、試合をストリーミングします。

オプションB：

1. Root Explorerか、同様のファイルマネージャーアプリを使って、お使いのGPSアプリを/data/app から/system/appに移動します（ルート化が必要です。
2. デバイスを再起動します。
3. [設定] > [開発者向けオプション]で、[仮の現在地]を無効にします（有効になっている場合）
4. お使いの位置偽装アプリを開き、現在ブラックアウトしている地域外のVPNサーバーが利用可能などこかにロケーションを設定します。
5. お使いのVPNアプリを開き、前の手順で選択したロケーションに近いサーバーに接続します。
6. MLB At Batを開き、試合をストリーミングします。

オプション C:

1. 1. XposedモジュールからXPrivacyをインストールします（ルート化が必要です）
   2. MLB At Batアプリをインストールする際、許可の一覧が表示されます。この一覧が表示されたら、お使いのデバイスの[設定]を開きます。
   3. [乱数を生成する]ボタンをタップします。
   4. 現在ブラックアウトしている地域外へIPアドレスを設定します（希望される場合は、お使いのVPNのIPアドレスを使用できます）
   5. インターネットを除くすべての許可を制限します。
   6. お使いのAndroidの設定で、Locationを、High Accuracyモードにします。
   7. MLB At Batをインストールして、開き、試合をストリーミングします。

オプションBで問題が生じた場合、一部のユーザーは、リカバリーモードで再起動し、Cache/Dalvik Cacheを消去することで、一部の問題が解決できると報告しています。また、MLB At Batアプリの設定で、[データを削除する]を使ってログイン情報を破棄して、再度ログインしてみることもできます。

iOS上で、MLB.tvのブラックアウトを回避するには

1. IPhoneまたはiPadを脱獄します。これを行うためのプロセスは複雑で、お使いのデバイスを永久に文鎮化（まったく起動しない状態）にする可能性があるので、注意して行ってください。脱獄は、お使いのIPhoneまたはiPadのモデルにより異なるため、この手順の説明は省略します。
2. Cydiaストアから、 Protect My Privacy (PMP)をダウンロードしてインストールします。
3. MLB At Batをダウンロードしてインストールし、ストリーミングを開きます
4. MLB At Batアプリが、GPSを使って位置情報を閲覧する許可を求めてきた場合、PMPはプロンプトを表示します。ロケーションを「保護」するオプションを選択します。これは、アクセスを単にブロックするのではなく、ランダムなGPS位置情報を代わりに用います。
5. また、VPNに接続して、お使いのIPアドレスを変更する必要があるかもしれません（要確認）
6. 試合をストリーミングします。

MLB.tvのストリーミングに関するよくある質問