WindowsやMacに最適なウイルス対策プログラムは、近年ではほぼ必須になりました。しかし、何十種類ものツールが存在する中から適切なものを選ぼうとすると、感覚的なものになりがちです。そこで、読者が悩まず判断できるように、データに基づく方法を考案して、マルウェアやフィッシング、望ましくないプログラムなどに対する最高の保護性能を提供している信頼のおけるプロバイダーを判定しました。
2022年のおすすめアンチウイルス10選
当社の調査に基づき、以下が最高のウイルス対策ソフトであると考えています。
- Norton Internet Security – 個人のPCおよびMacユーザーに最適なウイルス対策ソフトです。LifeLockによる個人情報保護機能など、高く評価されているインターネットセキュリティを提供しています。
- TotalAV – ウェブブラウジングの保護に最適なウイルス対策ソフト。疑わしいウェブサイトを積極的にスキャンし、個人情報の不正利用を監視します。
- Intego Antivirus – Macユーザに最適なウェブ保護。主にOSXとiOSデバイスに特化したサービスやビルドを提供する珍しい企業です。
- McAfee Total Protection – 個人や家族向けに定評のある保護ソフトです。
- VIPRE Antivirus – 独立したテスト機関の分析で、安定的に大手を上回るスコアを記録しています。
- Bitdefender Internet Security – 安定した信頼性の高いパフォーマンスを維持し、ウェブカメラの保護ツールも含まれています。
- Kaspersky Lab Internet Security – 機能の種類が最高。オンラインショッピングのための安全で暗号化されたブラウザーなど。
- Panda Antivirus – 「無制限のデバイス」オプションで多数のデバイスを保護できる稀有なプロバイダーです。
- ESET Internet Security – 高い評価を受けているインターネットセキュリティツールを主要なOSに提供。
- Avira Antivirus – ソーシャルメディアやメールでのフィッシング攻撃をブロックします。
ウイルス対策市場にはたくさんの製品がひしめき合っています。日本のインターネットユーザーは、自分のニーズに合った評価の高いウイルス対策ソフトを探すのに何時間もかけて丁寧に選ぶことになるかもしれません。このページでは、より簡単に選定できるようお手伝いします。
当社の信頼できるウイルス対策ソフトのリストは、ウイルス対策ツールの最重要条件を何時間もかけて調査した結果に基づいています。45種類以上の無料およびサブスクリプション形式のウイルス対策ソフトを、以下のベンチマークで評価しました。
- 保護性能。ウイルス対策ソフトがどれだけ効果的にマルウェアやウイルスをスキャンし、除去できるかを分析したものです。
- 誤検出。ウイルス対策ソフトの中には、安全なプログラムを誤ってウイルスとして認識したり、ブロックしたりするものがあります。
- システムへの影響。システムのリソース(メモリやRAMなど)への負荷を計算で表したもの。優れたアンチウイルスは、ユーザーのシステムを目立って遅くすることはありません。
- 透明性。当社は、ウイルス対策ツールは、登録した瞬間から課金方法についてクリアである必要があると考えています。製品ページで料金が明確に示されているか、会計時に自動更新が自動的にオン・オフどちらになっているか、サブスクリプションのキャンセルは簡単か(または難しいか)などを見ています。
- 言語。日本語に対応しているか。
多くのウイルス対策ソフトがニーズに合うと感じるかもしれません。ほとんどが非常に似通ったツールや機能を備えており、特徴的な機能は1つか2つだけです。当社が発見した様々なウイルス対策ツールの良し悪しを見分ける最大のポイントは、料金、マルウェアのスキャンと除去エンジンの有効性、そして透明性の高さです。
2022年版 日本で最も優れたウイルス対策ソフト10選(Windows/Mac)
45以上のウイルス対策ソフトをデータに基づいて分析した結果、最も信頼性が高く、信頼できるプログラムをベストプライスで提供しているのが、こちらのトップ10です。
1. Norton Internet Security
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Norton Internet Securityのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.75
- パフォーマンススコア:92.5
- 誤検出のスコア:86.9
- 透明性のスコア:80
Symantec社のNortonは、業界で代表的なウイルス対策およびインターネットセキュリティソフトの1つです。Norton Internet Securityの保護性能をチェックしてみると、より包括的なセキュリティツール、よりシンプルなウイルス対策ソフト、プライバシーとセキュリティに特化した保護アプリなど、より幅広い選択肢を発見できるでしょう。
Nortonの包括的なセキュリティソリューションをお求めであれば、Norton 360プランのいずれかを選びましょう。これらの製品には、受賞歴のあるNortonのリアルタイムアンチウイルススキャンおよび削除ツール、クラウドバックアップ、ウェブカム保護、ペアレンタルコントロール、クレジットモニタリング、LifeLock Identity Alert™システムにアクセスできます。基本レベルのNorton 360 Selectのオプションでも、これらの機能のほとんどが含まれており、さらにID認証監視やデータ侵害通知も含まれています。
メリット
- 業界を代表する包括的なセキュリティパッケージの一つ
- あらゆるコンピューターユーザーを対象とした複数のパッケージオプション
- 主要オペレーティングシステム(Windows、macOS、Android、iOS)用保護
- LifeLockへのアクセスを含む、主要なアイデンティティ保護機能
- 日本語版が利用可能
デメリット
- 自動更新をオフにするのに手間がかかる
- 一部の正当なプログラムをブロックする可能性がある
ベストなウイルス対策ソフト:Nortonが当社のおすすめNo.1 で、Windows、Mac、Android、iPhoneで使えます。セットアップが簡単で、高速、優れた保護性能と多くの追加機能を備えています。60日間の返金保証付きなので、リスクなく試せます。
2. TotalAV
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、TotalAVのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:91.6
- パフォーマンススコア:83.3
- 誤検出のスコア:100
- 透明性のスコア:90
ここ数年、TotalAV社の製品は日々刻々と変化を遂げています。パフォーマンス(ユーザーのシステムリソースへの影響)などの分野では他のサービスに遅れを取っているかもしれませんが、ユーザーからの改善要求への対応にこれほど力を入れているサービスは珍しいです。長年にわたり、TotalAVのユーザーは、アプリの機能やデザインの見直し、課金の透明性について新たなアプローチを要求してきました。TotalAVは、ユーザーにとって理想的と言える形で話を聞き、対応しました。
このウイルス対策アプリケーションは、ハイグレードなリアルタイムスキャンツールのほか、アンチフィッシングやアンチランサムウェア、アンチアドウェア、アンチスパイウェアなどの「アンチ」機能が揃っています。セーフブラウザーVPN、コンピューターの速度や機能を向上させるシステム最適化ツール、パスワードマネージャー、ダークウェブ監視サービスなども付帯します。
メリット
- 課金の透明性が大幅に向上
- 高い評価を得ているウイルス対策ソフト
- ダークウェブモニタリング
- Windows、macOS、Android、iOS用アプリ
デメリット
- 自動更新は購入後にのみオフにできる
- デバイスが1台だけの場合に安価なオプションがない
- アプリは日本語未対応
お手頃なウイルス対策ソフト:低コストで優れた保護性能を発揮。 全てのシステムで効果を発揮し、コスパが抜群です。
3. Intego Antivirus
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Intego Antivirusのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:91
- パフォーマンススコア:91
- 誤検出のスコア:100
- 透明性のスコア:75
Integoのユーザーは、ちょっとした自慢話ができます。Integoは、市場に出回っている数多くのアンチウイルスアプリケーションの中でも、Macコンピューターを主要な対象としている(非常に)数少ないアプリケーションの1つです。このようなアプローチにより、Macユーザーに最も効果的なウイルス対策アプリを提供しています。また一般的に見ても効果的なアプリです。
評価の高いVirusBarrier X9やNetBarrier X9などを含むパッケージを提供しています。VirusBarrier X9は、他の脅威保護ツールやリアルタイムスキャンなど機能完備のウイルス対策ソフトです。一方、NetBarrier X9は、Macデバイスへの不正アクセス防止を中心に構成されています。
メリット
- Macに特化したウイルス対策プロバイダー
- マルチデバイス対応のマルチパッケージ
- 独立系テスト機関からの高い評価
- Windowsパソコンの保護も可能
- 日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語に対応
デメリット
- 自動更新に関する透明性の低さ
INTEGO:Macユーザーに最適。 各種パッケージや脅威対策ツールを提供。
4. McAfee Total Protection
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、McAfee Total Protectionのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:91.73
- パフォーマンススコア:92.5
- 誤検出のスコア:97
- 透明性のスコア:95
McAfeeが業界で最も優れたインターネットセキュリティアプリの一つであることは間違いありません。同社のセキュリティソフトウェアは、独立系テスト機関の結果や消費者レビューサイトで常に高い評価を得ています。1台のデバイスと、同時に10台までのデバイスを保護できるファミリーオプションの両方を用意しており、インターネットセキュリティのトップリストに入れておくべきでしょう。
McAfeeのパッケージには、リアルタイムのウイルススキャン、追加のファイアウォール保護、フィッシングサイトなどの不審なリンクからの保護、ランサムウェアなどの脅威から保護する暗号化ストレージなどが含まれています。全てのTotal Protectionソフトウェアパッケージには、システムからファイルを完全に削除するMcAfee Shredderも含まれています。Total Protectionに加え、個人情報保護の機能も備えています。
メリット
- 常に受賞歴を更新しているウイルス対策ソフト
- 使いやすいファミリープランを提供
- Total Securityによる個人情報保護
- Windows、macOS、Android、iOSで利用可能なアプリ
- アプリは日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語、ポルトガル語で利用可能
デメリット
- 自動更新は購入後にのみオフにできる
MCAFEE:受賞歴のあるウイルス対策ソフト 最も人気のあるブランドの一つで、それには確固とした理由があります。しっかり仕事をしてくれるシンプルなアンチウイルスです。
5. VIPRE Antivirus
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、VIPRE Antivirusのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.83
- パフォーマンススコア:94
- 誤検出のスコア:100
- 透明性のスコア:100
VIPREの最大の問題点は、あまり知名度が高くないという点です。しかし、その優れたスコアと、料金や請求の透明性から、信頼できるセキュリティツールを探す際の選択肢の1つとして検討すべきでしょう。VIPREには、最先端で定評のあるウイルスエンジンが搭載されています。また、ウェブ閲覧の際にコンピューターと個人情報を保護するための各種セキュリティツールも用意しています。
WindowsとMacの両方のコンピューターで利用できるVIPRE Home Protectionソフトウェアには、最高の評価を得ているリアルタイムウイルス対策エンジンのほか、必要不可欠なセキュリティ機能を搭載しています。また最低ラインとして、ランサムウェア対策と、マルウェアやスパイウェアに対するクラウドベースのセキュリティを入手できます。
より高度なセキュリティパッケージでは、アプリケーションパッチ(アプリケーションを自動的に最新バージョンに更新)、メールのスパムフィルタリング、アンチトラッキング、機密文書の監査、ダークウェブスキャナ(ダークウェブ上に個人情報が表示された場合に警告)なども提供しています。
メリット
- 透明性の高い、ユーザーフレンドリーな課金方法
- MacとWindowsの両方に対応したアプリを提供
- ダークウェブでのデータ窃盗を監視
- あらゆる形態のウイルスやマルウェアからの保護
デメリット
- Ultimate Security Bundleの無料トライアルはない
- 日本語に対応していないため、英語のアプリを使う必要がある
VIPRE:頼もしい性能。 あまり知られていない製品ですが、透明性と誤検出で高い評価を得ています。ウィルス対策以上を提供しています。
6. Bitdefender Internet Security
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Bitdefenderのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.3
- パフォーマンススコア:91.5
- 誤検出のスコア:100
- 透明性のスコア:100
Bitdefenderは、当社のリストの中でも、特に知名度と使用率が急上昇しているインターネットセキュリティソフトです。現在、世界中で5億人以上のコンピューターユーザーの信頼を勝ち取っています。McAfeeが提供するツール並に高い利用率を誇るソフトウェアです。
Bitdefenderは、当社のリストの中でも最大級のセキュリティパッケージを提供しています。基本パッケージには、高機能なリアルタイムウイルス対策ソフトが含まれています。最新のパッケージオプションであるBitdefender Premium Securityは、マルチレイヤーのランサムウェア対策、安全なVPN、ペアレンタルコントロール、デバイス最適化、システムへの影響の最小化を実現しています。また、トラッキング防止、マイクとウェブカメラの保護、ソーシャルネットワークの保護、安全なオンラインバンキングなど、10種類以上のプライバシー保護機能があります。
さらに、同社のスマートホームセキュリティハブデバイスBitdefender Boxには、Bitdefenderのソフトウェアが付属しています
メリット
- 新機能のトラッキング防止とマイクモニター
- Windows、macOS、iOS、Androidなど全ての主要OSを保護
- ユーザーのニーズに合わせた豊富なソフトウェアパッケージ
- Bitdefender Boxと連携して保護を強化
- 日本語など多数の言語で利用可能
デメリット
- Ultimate Security Bundleの無料トライアルはない
BITDEFENDER:設定したら後はお任せ 。ほとんどのニーズに対応するマルチプラットフォームの保護。マイク、ウェブカメラ、ソーシャルメディア、インターネットバンキングなどをカバーしています。
7. Kaspersky Internet Security
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Kasperskyのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.75
- パフォーマンススコア:90
- 誤検出のスコア:100
- 透明性のスコア:100
Kaspersky Labは、ソフトウェアセキュリティ市場で非常に高い評価を得ている企業です。ハッカーとネットユーザーのバトルを調査する大規模な研究部門を持つ一方で、個人ユーザー向けソフトウェアセキュリティ市場にも手を広げています。Kasperskyは、Windows、Mac、iOS、Androidユーザー向けに、包括的なKaspersky Security Cloudスイートを含む6つのソフトウェアセキュリティツールを提供しています。
基本的なセキュリティを求める方には、Kaspersky Anti-Virusパッケージが、調査に基づいたリアルタイムウイルス対策エンジンによる合理的な保護を提供しています。より広範なインターネットセキュリティを求める場合は、ウェブカメラのハイジャックや中間者攻撃、フィッシングなどから保護してくれるInternet Security、Total Security、Security Cloudのパッケージをお勧めします。
Kasperskyの上位パッケージは、ペアレンタルコントロールを提供するだけでなく、特に家族や複数のデバイスをお持ちの方を対象に設計されています。Kaspersky Security Cloudなら、最大20台のデバイスをカバーします。
メリット
- Cloud Securityパッケージで最大20台のデバイスをカバー
- 透明性の高い課金方法と個人ユーザーも使いやすい料金設定
- Windows、macOS、iOS、Android向けのアプリを提供
- 複数のセキュリティパッケージから選択可能
- 30日間の無料体験にはクレジットカードは不要
- 無料版・有料版ともに日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語でのダウンロードが可能
デメリット
- 3台未満のデバイス用のオプションがない
KASPERSKY:業界の指標 。ベテランのプロバイダー。素晴らしいサポートチームが即時セットアップしてくれる、直感的に操作できるソフトウェア。1つのアカウントで20台のデバイスをカバーします。
8. Panda Antivirus
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Panda Antivirusのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.75
- パフォーマンススコア:90
- 誤検出のスコア:60
- 透明性のスコア:80
Pandaは、ウイルス対策ソフト購入を検討している方におすすめのユニークな機能をいくつか備えています。 独立系テスト機関がほぼ満点を付けている高い保護スコアと並んで、「無制限のデバイス」オプションを提供している数少ないウイルス対策プロバイダーの1つです。他のソフトと同様、デバイスのカバー台数が大きいため料金が少し高くなりますが、10台以上のデバイスを保護したい場合、ほとんどのプロバイダーなら別途サブスクリプションを購入する必要があります。
このソフトウェアは、マルウェアやランサムウェアなどの脅威から保護する機械学習に注力しています。しかし、そのアプローチはやや強引で、過剰な誤検出を引き起こす可能性があります。認識した脅威に対して少し強引なラベル付けをするという事実を差し引いても、その超ハイテクなアプローチは、多くの競合ソフトよりも遥かに優れた保護を提供してくれていると実感できるでしょう。
メリット
- 機械学習(人工知能)による脅威の特定
- 充実したソフトやパッケージを提供
- 稀有な「デバイス無制限」オプション
- アプリは日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、ギリシャ語、オランダ語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スウェーデン語、トルコ語、中国語で利用可能
デメリット
- 誤検出率が平均より高い
PANDA:ユニークな機能。 高い保護スコアとデバイス無制限オプション。
9. ESET Internet Security
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、ESET Internet Securityのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.5
- パフォーマンススコア:90.5
- 誤検出のスコア:99.7
- 透明性のスコア:90
ESETのツール群は、その技術へのこだわりから、当社がおすすめしたい選択肢のひとつです。ESETの保護機能は非常に信頼性が高く、複数の独立系テスト機関の保護スコアは一律ほぼ満点でした。また、同社は倫理的で透明性の高い課金プロセスを採用しており、ユーザーが使える機能、サービスが自動更新されるタイミングと方法、サブスクリプション期間が終了する前に自動更新をオフにする方法などを明確にしています。
ESETは、セキュリティソリューションとして、ユーザーのセキュリティやウイルス対策/マルウェア対策のニーズを幅広くカバーする機能やツールを提供しています。Essentialレベルでは、ウイルス、マルウェア、ランサムウェアに対するハイグレードな保護性能を提供します。Premiumグレードのアプリケーションには、ファイアウォール保護、安全なパスワード管理、暗号化されたオンラインショッピングおよびバンキング、アンチフィッシング、コンピューターの紛失や盗難の際の物理的な追跡機能などが追加されています。
メリット
- 透明性の高い課金プロセス
- インターネット保護を目的とした多数の追加ツール
- Windows、macOS、Android、iOS用アプリ
- 30日間返金保証
- 日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語など多くの言語に対応
デメリット
- 自動更新は購入後にのみオフにできる
- Essential Protectionは、ウイルスのスキャンと除去の他は最小限の機能のみを提供
ESET:ハイグレードで頼もしい保護機能 。 豊富な機能でほとんどのニーズをカバー。
10. Avira Antivirus
ウイルス対策ソフトの質を検証する上で重要な分野を調査した結果、Avira Antivirusのスコアは以下の通りになりました。
- 保護性能スコア:99.75
- パフォーマンススコア:90
- 誤検出のスコア:95
- 透明性のスコア:75
ドイツに本社を置くAvira社は、独立系テスト機関から高い評価を得ています。保護性能、パフォーマンス、ユーザビリティ(誤検出)のスコアはいずれも90%を超えており、検討すべき上位の製品の1つとなっています。特に、月単位の支払いオプションがあるのが嬉しいポイントです。他の多くのインターネットセキュリティツールでは、1~3年のプランしか用意されていませんが、Aviraでは月極オプションに申し込むことができ、サブスクリプションのキャンセルが容易で、2年目の更新費にショックを受けることがありません。
Aviraのパッケージオプションは、無料ツールを含めて3つだけです。その全てが、専門的に作り込まれたリアルタイムアンチウイルスエンジン、オンライントラッキングを排除するプライバシーソフト、無料(制限あり)のVPN、パフォーマンス最適化機能、パスワードマネージャーなどを提供しています。有料パッケージにアップグレードすると、ソフトウェアアップデーターとより高度なパスワードマネージャーが追加されます。さらにPrimeパッケージでは、その他の役立つ機能に加え、無制限のVPNが付いてきます。
メリット
- 月単位の支払いに対応
- 無料版でも制限付きのVPN
- パスワードマネージャーを搭載
- Avira PrimeのVIPカスタマーサポート
- Windows、macOS、iOS、およびAndroid向けの保護
- 日本語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、その他多数の言語に対応したアプリ
デメリット
- チェックアウトの際に自動更新の停止ができない、停止の説明がない
AVIRA:柔軟な月払いプラン 。 抜群のパフォーマンスと、月単位の契約という身軽さ。ニーズの変化に合わせて、簡単にパッケージを切り替えることができます。
ウイルス対策ソフト FAQ
疑問にお答えします。ここでは、ウイルス対策ソフトに関するよくある質問をご紹介します。
Which is the best antivirus?
There are dozens of AV tools on the market and multiple ways to rank them based on quality. We believe the best available include:
- Surfshark Antivirus
- Norton Internet Security
- TotalAV
- McAfee Total Protection
- VIPRE Antivirus
- Bitdefender Internet Security
- Avira Antivirus
- ESET Internet Security
- AVG Internet Security
- Comodo Internet Security
Is antivirus necessary?
Absolutely.
There were over 400,000 new malware variants in 2019. Phishing websites, emails, and links are also growing rapidly. Phishing sites have even replaced malware sites, according to Google’s Transparency Report. It’s not always easy to determine when you’re dealing with a phishing attempt, but AV software can warn you and block phishing attempts.
What does antivirus software do?
At the most fundamental level, your antivirus software is designed to run thorough scans of all your computer’s files and folders – usually on a regular basis – to check it for any malicious software or programs. This is done mainly through its built-in real-time antivirus engine, which actively monitors and blocks any attempts at installing malware onto your computer while it’s running.
However, antivirus tools don’t stop there. Most providers also offer additional features that can help users strengthen their overall internet security measures. This includes additional firewalls that block untrusted connections from accessing your device, data encryption that helps protect important files from falling into the wrong hands, secure cloud storage for reliable backups (in case something goes wrong), password managers so you can easily remember complex passwords to secure accounts safely, as well as VPNs (Virtual Private Networks) to mask your online activity from prying eyes.
These features all provide an extra layer of protection for your device against any potential threats you may encounter while browsing or using the internet. However, it’s important to remember these are just basic tools – they cannot replace good common sense when browsing online and using various digital services.
Can I just use Windows Defender?
Windows Defender is a good tool for essential antivirus protection, but it does not measure up to the more advanced options that appear on our Top Antivirus list, including the free tools. Unfortunately, Windows Defender is limited and does not provide the same level of protection against more complex threats like phishing attempts or ransomware infections.
It’s important to understand just how vulnerable your device can be if left unprotected from malicious software since such viruses can easily access and steal your personal information without you even knowing it. With Windows Defender, while you do have an initial layer of defense, its abilities strongly pale compared to what other security programs offer – including those that are free.
While some powerful home-grown features are included with Windows Defender, they pale compared to what other companies offer their users – especially when it comes to protecting against phishing attacks and ransomware infections. Therefore, if you want to have full peace of mind that your data and device are always fully secured, then using a third-party antivirus program may be your best bet.
I have a Mac computer. Do Macs get viruses?
Yes, Mac computers are just as vulnerable to getting viruses and malware as Windows users. It’s all about volume.
Less than 10% of internet users are operating on a Mac device. Hackers tend to focus on the bigger target, which is Windows. However, Mac viruses still exist and are a threat. Additionally, phishing websites and emails can impact anyone, regardless of the operating system.
How much does antivirus cost?
You’ll find there are free AV tools and paid AV tools. Most AV tools that you pay for are offered on an annual subscription basis. Paid tools can cost anywhere from around $20 per year to over $100 per year. What you pay typically increases based on how many computers you’re covering, and how many features the package offers.
Does the subscription cost stay the same?
Many antivirus providers offer steep first-year discounts. After that, prices tend to increase. We highly recommend looking for information regarding renewal pricing, and if you don’t like the renewal price, turn off auto-renewal. As part of our review and rating system, we’ve included a transparency score that reflects whether an AV provider offers information prior to the final checkout on renewal pricing, auto-renewal policies, and information on how to turn off auto-renewal.
Can I use two antiviruses at the same time?
No, we wouldn’t recommend using two antiviruses simultaneously, as this could damage your device due to a software conflict. Generally, one antivirus is enough, and often if one provider misses a virus on your system, there’s a strong possibility the other provider will have a similar result. For Windows users, you benefit from Windows Defender, so if a third-party AV doesn’t detect an infection, Windows Defender might pick it up.
Can I use a free antivirus?
You could use a free antivirus, but they often lack the features of premium antivirus software. Many free antiviruses include on-demand scanning to find existing threats on your device but don’t have real-time protection to detect infections as they reach your device. Free antiviruses also miss the required tools to protect you from more sophisticated threats like ransomware and phishing attacks.
How regularly should I scan my computer for viruses?
It’s a wise choice to scan your computer for viruses at least once weekly to ensure that any malicious software or programs have not infiltrated your system. If you suspect something is wrong and fear that you are dealing with a specific type of virus or malware, then running scans more frequently before the problem gets out of hand would be prudent. Additionally, many antivirus programs come equipped with real-time protection – meaning they will automatically scan your system while you use it.
This makes real-time protection an invaluable tool against frequent attacks – in most cases, it will prevent damage even before the user knows there was ever any threat in the first place. Furthermore, such proactivity can catch potential threats before they have time to spread across your entire system and cause serious damage. However, this does not mean users should become complacent about their security measures; regular scans are still necessary to stay safe from all types of malicious software.
How do antivirus applications work?
When you install antivirus software, it scans your computer for any files or programs that match a database of known viruses and malware. If it finds anything suspicious, it will either delete the file or quarantine it so it can’t do any damage. It also prevents new programs or files from being downloaded or executed if they match a known malware signature.
Can VPNs stop viruses?
VPNs are an excellent way to ensure your data remains secure from malicious sources, such as viruses, spyware, and other potential harms. By connecting to a VPN, all of the traffic that passes through your computer is encrypted – meaning that even if there was a virus present on your machine when you connected to the VPN, it would not be able to access your data.
Nevertheless, it is important to note that while VPNs can offer substantial protection against certain types of viruses, they are still not guaranteed to be completely foolproof. Some variants of viruses or malware may be able to exploit vulnerabilities in the encryption system used by specific VPNs and access personal information. To maximize security levels and remain protected against any type of threat, users should combine their use of a VPN with additional security measures like anti-malware programs and regular scans.
A reliable combination like this ensures that you are safeguarded not just against certain kinds of threats but fully protected against any type of attack, including attempts at hacking into private accounts or accessing sensitive files without permission. The bottom line is that while using a VPN can provide you with additional peace of mind when browsing online, understanding its limits and how else one can stay safe will make for an even more secure experience.
Can viruses steal my credit card details?
Viruses pose a significant threat to security when it comes to any online transactions, given their tremendously powerful capabilities. Hackers commonly use malicious viruses to steal sensitive information such as credit card details – or even worse, gain access to entire accounts and systems. Therefore, if you use an infected device or connect to a network that is already compromised, there is always the risk of hackers intercepting the data being sent between your device and the payment processing server.
This means that any confidential information you enter will be vulnerable at all times and can be easily stolen; consequently, it is essential to take proactive steps towards protecting yourself from potential viruses like running regular scans on your device or installing an antivirus program that offers real-time protection so that threats can be identified and eliminated before they do any damage. In addition, connecting through a virtual private network (VPN) provides an additional layer of security against attacks since all communications are routed through multiple layers of encryption. This helps prevent data from being detected by malicious actors and also obscures your location so that attackers cannot trace your internet activities.
In conclusion, taking the right precautions is key when dealing with viruses – particularly when making online payments. Regular scans and antivirus protection are only part of the equation; using a VPN while browsing or shopping online can keep you hidden from prying eyes while keeping your data safe.
Can an antivirus detect malicious torrents?
Antiviruses can detect malicious torrents thanks to the built-in features these programs possess and which scan for known malware and other nasty software. For those wishing to take extra precautions and provide their computer with an added layer of protection, enabling real-time scanning is recommended. This way, users can ensure their machine is constantly monitored for any potential security risks or suspicious activity.
Furthermore, reputable antivirus providers typically also include a dedicated torrent scanner as part of their services – one that will alert you if any download links or files within a torrent turn out to be malicious. At the same time, many free versions of popular antivirus suites do not contain such specialized scans; if users desire more robust coverage when dealing with the risk of malicious torrents, they should upgrade to a paid version of the program.
In summary, using an antivirus with torrent scanning capabilities will help keep your machine safe from malicious downloads – but remember, no security measure can guarantee you complete safety in this regard; staying vigilant and being aware of potential risks is always in your best interest when downloading files from the web.
Does an antivirus block ads?
Antivirus programs are designed to protect your computer from various malicious threats, but they also provide other useful features as well. One of these is the browser extension, which scans the web while you surf – thus ensuring that any banner ads, pop-ups, and YouTube video ads are stopped before appearing on your screen. This provides the added advantage of potentially blocking malicious advertisements since some hackers use such methods to deliver malicious code or files into users’ systems.
Aside from simply stopping malvertising, browser extensions can also scan websites for known vulnerabilities and exploits, alerting users if a website displays suspicious behavior or contains potentially dangerous elements. This can be especially helpful when dealing with websites that ask for personal information or financial details; such scans will help alert you if the website is untrustworthy before it’s too late. Additionally, many antivirus programs also offer functionality that allows you to block certain types of content according to user preferences; this makes it easier for users to customize what gets displayed on their devices and prevent unwanted distractions from appearing during browsing sessions.
In short, installing a browser extension in conjunction with an antivirus program is a great way to stay safe online: it provides added protection against malicious advertisements and websites and can also help you exercise greater control over what gets displayed on your screen. By taking the necessary precautions and being aware of potential risks online, users can enjoy greater security and peace of mind when browsing the web!
全てのOSにウイルス感染の危険性があります
全てのコンピューターユーザーは、少なくとも無料のサードパーティ製アンチウイルスソフトのインストールを検討する必要があります。現在、ほとんどのOSには無料のツールがプレインストールされていますが、別途アプリケーションを購入またはダウンロードの検討をするのが賢明でしょう。当社のデータでは、ほとんどのOSに含まれているプログラムは、それほど効果的ではないことが示されています。
マルウェアの感染を阻止する唯一の最善策は、ウイルス対策プログラムを使用することです。これらのツールは、コンピューターやモバイルデバイス、ウェブブラウザを継続的にスキャンし、既知のウイルスや、ウイルスのように見えるもの、動作するものを検索します。ウイルスの疑いが検出されると、自動的に隔離し、デバイスへの感染を防ぎます。次に、それが実際にウイルスであればファイルを削除するか、誤検出であれば隔離を解除する選択ができます。
既に感染しているデバイスにウイルス対策ツールをインストールする場合、これを使ってデバイスをスキャンし、既存のマルウェアやその他の感染を取り除くこともできます。
Windowsのウイルス対策
Macユーザーもウイルス対策ツールの導入を検討する必要がありますが、特にWindowsユーザーににとって重要です。現存するマルウェアの99%以上は、Windowsコンピューターに感染するように設計されています。
これは、Windowsコンピューターが本質的にMacコンピューターよりも脆弱であることを意味する訳ではありません。しかし、Windowsコンピューターに被害を与えるウイルスが多いということは、Windowsユーザーであれば、ウェブ閲覧やメールの使用中にウイルスに遭遇する可能性が高いということです。
Macのウイルス対策
日本のMacユーザーにとっての最大の脅威、それは油断です。既存のウイルスのほとんどはWindows用に作られたものですが、Macでもウイルスに感染する可能性はあります。
注目すべきは、Macコンピューター用のアンチウイルスプログラムの数が非常に少ないことです。これは、Macコンピューターの台数とこれに被害を与えるウイルスの数が少ないことが主な理由です。そのため、当社の研究では、Windowsコンピューターにのみ焦点を当てています。それでも、おすすめのMac用ウイルス対策プログラムのレビューもこちらでご覧になれます。
Linuxのウイルス対策
Linuxコミュニティでは、このOSにアンチウイルスが必要かどうかについて、常に議論が行われています。この議論は、日本のMacユーザーと基本的に同じです。Linuxユーザーが少ないため、Linux OSを攻撃するウイルスの数も圧倒的に少ないのです。
しかし、Linuxコンピューターがウイルスに感染することも発見しました。詳しくはLinuxのウイルスに関する研究でご覧になれます。
AndroidとiOSのウイルス対策
モバイルデバイス上のウイルスは大幅に少なくなるものの、存在します。モバイル機器の世界では、WindowsとMacの対比と似ています。Android端末をお持ちの方は、特に悪意のあるアプリのダウンロードによるウイルス感染の被害を非常に受けやすいです。
モバイルサイバーセキュリティ会社のLookoutによると、フィッシングは、モバイルユーザーが直面する最大の脅威の一つです。重要なのは、多くのモバイルユーザーが、スパムSMSの形態で増加しているフィッシングを阻止する対策ができていないことです。
当社のデータで取り上げているウイルス対策ソフトの多くは、モバイルツールを提供しています。しかし、AndroidやiOSデバイス専用のツールも数多く存在します。
当社のウイルス対策ソフトのレビュー方法
独立系ウイルス対策機関のテストを利用して、現在個人ユーザーや企業が利用できる30種類以上のウイルス対策ソフトのデータを集めました。そして、以下3つの主要なカテゴリで行われたテストの平均結果をもとに、各ソフトを比較するツールを作成しました。
- 保護性能:どれだけ効果的にマルウェアを特定し、阻止するか
- 誤検出:安全なプログラムをマルウェアとして誤って表示する頻度
- パフォーマンス:システムリソース(メモリやCPU使用率など)に与える全体的な影響
今回の分析では、5つのテスト機関のデータを借用しました。
- AV-Test
- AV-Comparatives
- SE Labs
- Virus Bulletin
- MRG Effitas
各機関は異なる評価基準と方法を採用しています。例えば、AV-Testでは、各カテゴリに6点満点のスコアを付けています。一方、AV-Comparativesでは、保護性能は100点満点で評価していますが、誤検出に関しては、スコアを出す代わりに誤検出の件数をそのまま使用しています。
さらに、全てのラボが同じウイルス対策ソフトをテストしているわけではなく、MRG Effitasのように、3つのカテゴリすべてをテストしていない機関もあります(MRG Effitasは保護性能の結果のみを提供しています)。
これらの違いを考慮して、平均値を取り、評価が均等になるように調整しました。また、各ウイルス対策ソフトがどれだけ多くのテストに登場しているかを反映するチャートを作成しました。
さらに、個人ユーザーがベストバリューのツールを判断できるように、フィルターを追加しました。最低料金、保護可能なデバイスの数に加え、他の消費者レビューサイトに基づく平均スコアがある場合は、それを加味しました。
AvastとAVGについての注意点
Avastはほとんどのレビューで非常に高い評価を得ていますが、このサービスには現在、注意が必要です。MotherboardとPCMagが2020年1月に発表した調査結果によると、Avastはユーザーのウェブ閲覧データを密かに記録・収集していただけでなく、そのデータを販売して利益を得ていたことが判明しました。報告書によると、Avastは「全ての検索、全てのクリック、全ての購入を、全てのサイトで」記録していたそうです。そして、そのデータをGoogleやMicrosoftなどの大手企業に販売していました。
このデータは、Avastが所有するJumpstart社に送られて処理され、これがデータを販売していました。その報告書が発表されてから、Avastは子会社のJumpstartを消滅させました。しかし、被害は元には戻りません。
なお、AvastはAVGも所有しており、評価の高いこのアンチウイルスプログラムも疑わしいところです。
これらの問題を度外視すれば、AvastとAVGはどちらも十分な性能を持つウイルス対策ソフトです。しかし、データに関して慎重な方は、これらのソフトを避けて、同様の評価を受けている他のプログラムを使用することをお勧めします。
結果概要
このデータには、購入を検討している方にご注目いただきたい興味深い点がいくつかあります。
まず、5つのテスト機関でテストされたほぼ全てのウイルス対策ソフトが、保護性能に関して同様の数字を示したことを特記する必要があるでしょう。つまり、どのようなツールを選択しても、システムからマルウェアを特定、隔離、駆除できる可能性が高いということです。ラボでテストされたツールのうち、標準点以下を獲得したのは4つだけでした。
- ViriT eXplorer PRO:40.83/100
- Webroot Antivirus:72.75/100
- Rising Security Cloud Client:77.86/100
- Quick Heal Total Security:79.40
その他はすべて90/100以上のスコアを獲得しています。つまり、ベストな選び方は、他の分野の価値すなわちパフォーマンス、誤検出、料金、保護できるデバイスの台数をより慎重に検討することです。
保護性能
保護性能スコアは、ゼロデイウイルスを含むマルウェアをどれだけ効率的に識別し、除去できたかを測定したものです。この点については、多くのソフトが高い評価を得ており、中でも以下のような個人ユーザー向けのアプリが高い評価を得ています。
- AVG Internet Security (100%)
- Avira Internet Security (100%)
- Comodo Internet Security (100%)
- Faronics Anti-Virus (100%)
- Panda Free Antivirus (100%)
- Total AV (99.9%)
- VIPRE Advanced Security (99.83%)
- Avira Antivirus Pro (99.75%)
- Bullguard Internet Security (99.75%)
- Kaspersky Internet Security (99.75%)
- Norton Internet Security (99.75%)
- NANO Antivirus (99.7%)
- Arcabit AntiVirus (99.52%)
- Total Defense Premium (99.52%)
- ESET Internet Security (99.5%)
- Microsoft Windows Defender (99.3%)
- Bitdefender Internet Security (99.3%)
- Cyren Command Anti-Malware (99.17%)
- K7 Total Security (99.15%)
マルウェアを検出・除去する能力において99%以上のスコアを持つウイルス対策ソフトは、実に多数あります。しかし、これらの全てが当社のトップ10に入ったわけではなく、トップ10に入ったものの中には99%をわずかに下回るものもあることにご注意ください。というのも、マルウェアを検知・駆除する能力は、ツール選択の際の重要な要素のひとつに過ぎないからです。
さらに、保護性能スコアのわずかな差は、通常は許容されます。保護性能の違いが数パーセント以内のソフトを使用した場合、ほとんどのユーザーは違いを感じることはありません。
パフォーマンス
eScan Internet Security Suite
Ahnlab V3 Internet Security
Panda Free Antivirus
Ahnlabは個人ユーザーには提供されていません。また、Panda Free Antivirusはパフォーマンス面では良いスコアを出していますが、誤検出のスコアは極めて低いものでした。そのため、このカテゴリではeScan Internet Security Suiteが最高となっています。
誤検出
4つのテスト機関が誤検出をテストの指標として使用していました。しかし、全てのツールが全てのラボテスト対象になっている訳ではなく、特にAV-Comparativesでは、同カテゴリの平均スコアを作成せず、生の数値(各ツールの誤検出の合計数など)のみを提供していたため、ある程度の調整が必要でした。
このカテゴリでは、25のツールが100点満点を獲得しました。誤検出が一切なかったということです。しかし、パフォーマンスと保護性能のスコアを合わせ見ると、このカテゴリのトップは以下の通りです。
eScan Internet Security
Vipre Advanced Security
このカテゴリでもeScanがトップに立っていますが、保護性能カテゴリではVipreの方が明らかに優れたパフォーマンスを示しているのに対し、eScanはパフォーマンスと誤検出で100点満点を獲得しています。
料金(無料)
当然のことながら、ほとんどの個人ユーザーは有料よりも無料のツールを好みます。実際、市場に出回っている無料ツールの中には、検討に値する高品質なものがたくさんあります。
3つのカテゴリすべてのスコア平均に基づいて、業界で最も優れた無料アンチウイルスソフトは以下の通りです。
Tencent PC Manager
Avira Free Security Suite
また、Windowsの新規インストール時に付随するMicrosoft Windows DefenderやPanda Antivirus Freeの利用も検討してみてはいかがでしょうか。この2つは、保護性能とパフォーマンスのカテゴリでは高い評価を得ていますが、誤検出では低い評価となっています。
料金(有料)
低料金帯のウイルス対策ソフトの中には、価値や品質の面で優れたものがいくつかある一方で、明らかに性能の割に高すぎるものもあります。
有料ツールの中で、最も優れているのは以下の通りです。
Comodo Internet Security:19.69ドル/年
NANO Antivirus:12.03ドル/500日(米国、英国では利用できない場合があります)
Arcabit Antivirus:23.64ドル/年
Avira Antivirus Pro:35.99ドル/年
G-Data Internet Security:39.95ドル/年
eScan Internet Security:49.95ドル/年
これ以外となると、ほとんどのサービスが年間50ドル以上の費用がかかり、テスト結果が良好なサービスは結局は高額となっています。唯一の例外はeScanで、テスト結果が良好なことから、ベストな有料オプションの1つとなっています。
しかし、中には高額なのに性能が低いなど、料金に見合わないツールもあります。例えば以下のようなツールです。
Quick Heal Total Security:74ドル/年
PC Pitstop:50ドル/年
その他の機能を考慮すると、市場に出回っている他のツールも料金に見合う価値があるかもしれません。料金だけで判断するのではなく、個々の機能を確認することが大切です。
1つのパッケージでカバーできるデバイスの最小台数
ほとんどのウイルス対策ソフト会社は、デバイス台数が多いほど月額が高くなります。しかし、それぞれが基本料金で一定台数のデバイスインストールを提供しています。ほとんどの場合、1つのサブスクリプションで複数のデバイスにソフトウェアをインストールできます。複数のデバイスをカバーしつつ、コストを抑えたい場合は、以下の2つが有力な選択肢となります。
McAfee Internet Security:10台、89.99ドル/年
Kaspersky Internet Security:20台、149ドル/年
複数のデバイスをカバーしたい方は、これらのオプションを利用するのが良いかもしれません。両方ともテスト結果は良好です。